城下町松本の豊かな庶民文化に育まれたお菓子。市内には多くの和洋菓子店、パン屋などが並び、老舗の看板を掲げる店も数多くあります。そんな中、「松本の新しい顔となるスイーツを作ろう!」と立ち上がったスイーツプロジェクト。
2015年、松本菓子組合の作り手たちを中心に始まった活動は、レシピコンテストや商品化、販売など市や地域団体を巻き込んで広がってきています。今回は2017年の「おみやげ部門」と「食べ歩き部門」のコンテスト受賞作品をご紹介します。松本のお土産として、またマラソンを完走した自分へのご褒美としていかがでしょうか。
松本の味をお持ち帰り!おみやげ部門
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開菓 kaika有限会社藤むら
クルミと杏、アクセントにエゴマの実を入れたクッキー風の生地の中に餡を包んで焼き上げました。前年はそばやリンゴを使ったスイーツを提案したので今回は食材を変えて松本らしさを表現しました。イメージしたのは重要文化財・旧開智学校。西洋文化と日本文化をミックスした「和洋折衷」の味は、クッキーまんじゅうのような感じで、幅広い年代に楽しんでいただけます。
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松本の音色フロランタンプロヴァンスの日曜日
セイジ・オザワ松本フェスティバルなどに代表される「楽都」松本をイメージしたピアノの鍵盤の形をしたフロランタン。名物の味噌とリンゴジュースを入れた生地を焼き上げて、アイシングを塗り、チョコレートを使って黒鍵を表現しました。「ドレミファソラシ」の音がそろう7本の鍵盤バージョンと、気軽に楽しめる3本の鍵盤バージョンをご用意しています。
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松本そば万寿万寿堂
「和菓子のほっこり感を松本らしさとしてアピールしたい」と考えた、皮にそば粉を練り込んだそばまんじゅう。中の餡は、松本城をイメージして白と黒の2層になっています。「松本で食べたそばを思い出してもらえるように」と上にはピリッとしたわさび味噌をのせて、風味のアクセントにしています。
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まつもと古城のコンサート株式会社ガトーフレーズ
黒を基調とした松本城をイメージして、皮に竹炭を使ったお城型の最中です。「松本と言えば松本城。若い人にも親しんでもらえるように洋風に」と考えました。中の餡はキャラメル味のヌガー。地元梓川産のリンゴジュースとクルミをブレンドしています。
松本さんぽに欠かせない♪食べ歩き部門
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ma-1(エムエーワン)揚げたてのてんぷら屋 幸たろう
兄が天ぷら、弟がスイーツを手掛ける同店。エクレアのベースとなっているのは松本に暮らしていた叔母の思い出の味、甘酒と手打ちそばです。生地にはそば粉、クッキー生地には酒粕を使用。中のカスタードクリームはそばの実を浸して香りを出しました。酒粕を混ぜたホワイトチョコレートと、一度揚げてキャラメルでコーティングしたそばで雪の中の木々をイメージしています。
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くるみのブラマンジェ・そばがきモンブランのせ株式会社スヰト
松本といえばやはり”そば処”のイメージが強いと思い、そばを使ったスイーツを考えました。ほんのり甘いそばがきを上に乗せて、モンブラン風に仕上げました。ブラマンジェは本来、アーモンドを使いますが、変わりに細かくしたクルミを入れて風味豊かな味わいに。試作を重ね、社内でいろいろな人に試食をしてもらってできあがった自信作です。
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そばまるアトリエ・ブレ
味噌やそばなど信州の素材の良さを活かした「また食べたくなる素朴な味」+見た目も「おおっ」と思える面白いものを作りたい。そんな思いで作った「そばまる」はたこ焼きのように見えますが、生地はそば粉やそば茶、中身は渋皮栗、ソースは味噌。実店舗ではまだ扱っていませんが、一度食べたら甘じょっぱい味がクセになりますよ。
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アルプスのめぐみプロヴァンスの日曜日
逆さ折り込みパイという製法で作られたパイは、松本から見える北アルプスをイメージしています。頂の雪は、ホワイトチョコレートで表現しました。バターが香る自家製のパイ生地、松本産の味噌を練り込んだクリーム、そしてクルミの食感。それぞれの食材の味が引き立ち、抜群のハーモニーを奏でます。
松本スイーツスタンプラリー!
ご紹介した2017年のコンテスト受賞作品+過去に受賞した松本スイーツを販売する市内11店舗では、2017年7月31日(月)までスタンプラリーを開催中です。松本スイーツを買ってスタンプを3つ集めると、特製「パティシエアルプちゃんコースター」をプレゼント。さらに、松本スイーツの写真をSNSにアップすると、FDA松本-札幌往復航空券も当たるかも…!詳しくはホームページをチェックしてみてください。
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